|
人の背中は見えても 自分の背中は見えない
子どものころのいたずらで、友達の背中に、気が付かないように何か書いた紙を張ってみんなでクスクス笑ったことがありました。皆さんもやったことがあるでしょうか。張られた本人は自分の背中は見ませんから何のことやらわからず、不思議な顔をしているので、余計おもしろがったりしたものです。皆さんはお上品な方々ばかりだからそんなことしたことないですよね!?。
さて、私たちは普段、他人のことは自分の物差しで勝手に解釈したり、評価してしまいがちですが。自分のことは、なかなか客観的に見ることができないものではないでしょうか。
ここにいる皆さんの中にも、そんなことはない自分のことはすべてわかっているという人もいるかもしれませんが、もし周りの人に、「自分はこういう人だと思うんだけれど、どう思いますか?」と聞いて、どんな答えが返ってくるかやってみたらどうなるでしょう。たぶん自分の思いとは少し違う答えが返ってくるのではないでしょうか。わかっているつもりでも自分のことはあまりわかっていないものです。
私たちは、仕事や人間関係等で行き詰まってしまい悩んだり困ったりすることがあります、そういう時は勇気を持って我が身を振り返り、軌道修正することも必要でしょう。そういう時には、先輩や親しい友人等に相談し、そのアドバイスに耳を傾けることも解決策かもしれませんし、そういう相談相手がいない時は、カウンセリングを受けるなどの方法もあるでしょう。その時大切なのは、心を柔らかくして、前向きな気持ちで、素直に耳を傾けることです。